利用方法、サンプルコード・関数リファレンス(Orange Momopass for WIndows)
※PHP以外でも開発可能ですが、サンプルはPHPのみ用意しております
Orange Momopass for Windows
製品ご購入時のCDROMにソリューションファイルやアプリケーションソースコードもあわせてご参考ください。
サポート・アップデートなどをご連絡するため、製品ご購入時のCDROMよりユーザー登録をおこなって下さい。
【対象バージョン】
Orange Momopass for Windows:v1.000
目次
1. 利用方法
2. PHPでの開発例
3. 関数リファレンス
4. 利用フローチャート
1. 利用方法
ブラウザのリンクから、クライアント側アプリを自動起動し、ICカードのチップIDを取得して、指定ウインドウまたはタブのタイトルに対して指定URLへ遷移し、POST送信できるアプリです。送信後、クライアント側アプリは自動終了するため、常駐しません。
各クライアント側PCにはアプリは常駐しません。しかし、各クライアントPCに事前にOrange Momopassをインストールしておくことが必要です。
製品付属のサンプルページで利用方法をご説明します。
以下のリンク「Orange MomopassでPOST」を、ユーザーがローカルのブラウザでこのリンクをクリックすると、ローカル(クライアント側)のアプリが自動で起動します。その時に、ICカードのチップIDを取得して、指定したブラウザ側(指定ウィンドウ)へ返送します。
ウェブ側の作り方(開発)によりますが、応用としては、例えばWEB画面で「ログイン」と押した時や、入力画面、遷移画面などで、クライアント側アプリを起動させICカードのチップIDを取得したり、クライアント側の情報をブラウザ側へ吸い取る役割を果たします。
関数リファレンスも確認をして下さい
1-1.呼出しページ
スタートメニューから「Momopass動作確認サイト」を開くと上記のようなWebサイトが開きます。
リーダーライタが接続され、カードをかざした状態で、「MomopassでPOST」のリンクをクリックします。
リンクをクリックすると、自動的にクライアント側のアプリが起動され、ICカードのチップIDを取得し、指定ウィンドウへPOST送信します。
このサンプルページでは、取得したデータ(POSTされた情報)をもとに以下の結果ページのような情報を表示するPHPが記述されていますので、以下のように表示されています。
1-2.結果ページ
「呼出しページに戻る」をクリックすることで何度も動作確認を行うことができます。
wavファイルを入れ替えることで、鳴らす音を変更できます。ファイルはOrange Momopassアプリフォルダ内に格納されています。
WindowsのスタートメニューよりOrange Momopassアプリフォルダを開き、
フォルダ内のファイルを入れ替えて下さい。
ファイル名を変更または、ファイルを削除すると音が鳴りません。
・touch.wav・・・カード読み取り時
・com.wav・・・通信成功時
2. PHPでの開発例
【手順】
1. Orange Momopass for Windowsをインストールする
インストールCDを用いてインストールしてください。
※インストール時にはシリアルキーが必要です。
2. PHP環境の構築されたサーバでGETまたはPOSTにてデータ取得するソースを配置する。
以下のサンプルコードを参考にしてください。
4. リーダーを接続して、カードをかざした状態でOrange Momopassリンクをクリックする。
【サンプルコード呼び出し側:momopass_post.html】
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>Momopass Test Page</title>
<meta name="description" content="" />
<meta name="keywords" content="" />
<meta name="viewport" content="target-densitydpi=device-dpi,width=device-width,initial-scale = 1,minimum-scale = 1,maximum-scale = 1" />
<link media="all" type="text/css" rel="stylesheet" href="css/bootstrap.min.css">
<link rel="stylesheet" href="css/style.css" />
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.11.0/jquery.min.js"></script>
<script src="js/bootstrap.min.js"></script>
</head>
<body>
<br>
<a href="momopass: url:http://orangetags.co.jp/momopass/momopass_result.php "title:Momopass Test Page"">MomopassでPOST</a>
</body>
</html>
※赤字がOrange Momopassの呼出し部分です。
【サンプルコード結果側:momopass_result.php】
<html>
<head>
<title>Momopass Result Page</title>
</head>
<body>
<?php
if(isset($_POST['card_id'])) {
print "POST DATA<br>";
print "[Status] ";
print $_POST['status'];
print "<br>";
print "[AppID] ";
print $_POST['app_id'];
print "<br>";
print "[CardID] ";
print $_POST['card_id'];
print "<br>";
print "[ReaderID] ";
print $_POST['reader_id'];
print " (0:Invalid/1:R1-1R/2:SCL010)";
print "<br>";
print "[CardType] ";
print $_POST['card_type'];
print " (0:Invalid/1:MIFARE 1K/2:MIFARE Ultralight/3:FeliCa)<br>";
print "<br>";
}
?>
</body>
</html>
3. 関数リファレンス
呼出し方(ブラウザからOrange Momopassへ送信)
例. <a href="momopass: url:http://orangetags.co.jp/momopass/momopass_result.php "title:Momopass Test Page"">MomopassでPOST</a>
<a>タグにてmomopass:スキーマにて呼出します。
返送先ブラウザウインドウタイトルを探して、そのタブまたはウインドウを返送先URLへと遷移します。遷移時にPOSTにてパラメータ(カードID、カード種別など)を送信します。
上記例の場合は、「Momopass Test Page」というタブを探して、momopass_result.phpへと遷移します。
※返送先ブラウザタイトルが見つからない場合は遷移しません。
※パラメータの間は必ず半角スペースを空けてください。
パラメータ名と意味は以下の通りです。
url:返送先URL (※必須)
title:返送先ブラウザウインドウタイトル (※必須)
card_id:パラメータ名(カードID)
card_type:パラメータ名(カード種別)
reader_id:パラメータ名(リーダライタID)
※省略した場合は以下の既定値となります。識別用のタグと同様。
パラメータ名(カードID)=card_id
パラメータ名(カード種別)=card_type
パラメータ名(リーダライタID)=reader_id
受け取り方(Orange Momopassからブラウザへ送信)
例. print $_POST['status'];
POST送信されたパラメータを受け取ります。呼出し時にパラメータ名を指定することもできます。
デフォルトでのパラメータ名は以下の通りです。
card_id:カードID
card_type:カード種別(0:Invalid/1:MIFARE 1K/2:MIFARE Ultralight/3:FeliCa)
reader_id:リーダライタID
status:ステータス(成功、エラーコード※)
reader_type:リーダライタ種別(0:Invalid/1:R1-1R/2:SCL010)
app_id:アプリID(アプリID3011+バージョン番号4桁固定)
※エラーコードは以下の通りです。
0=読取成功
1=不明なエラー
2=PC/SCカードサービスが起動していません
3=リーダーが接続されていません
4=カードが接続されていません
5=カードがかざされたままになっています
6=リーダー切断時にエラーが発生しました
7=カード切断時にエラーが発生しました
8=カード待ちタイムアウトしました
9=カードID取得コマンドエラーが発生しました
10=カードサービスの解放でエラーが発生しました
12=リーダーID取得コマンドエラーが発生しました
4. 利用フローチャート
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