固有ID、チップID
固有ID=チップID
【固有ID番号の利用方法・活用方法】
ICカード・ICタグの固有ID番号(IDm、UID)は、ICカード製造時にICチップに記録され書き換えができない固有のID番号である。トレーサビリティ(追跡)と個体識別を目的として、ICチップに書き込まれ同じ番号が流通しないように半導体各社が管理をおこなっている。編集は不可能であり比較的簡単に利用できることから、応用範囲が広く、このID番号を使ったアプリケーション・システムが広く普及している。
このICカードの固有ID番号(IDm、UID)を読み取り、そのIDをデータベース側の情報とひもづけ、会員情報や社員情報、読み取り日時、ポイント管理などを行っているケースも多い。
固有IDは、ほぼ全ての「非接触ICカード」で読取可能です。たとえば、Suica, Edy, マイナンバーICカード、住民基本台帳ICカード、IC運転免許証など
おサイフケータイのチップID読取は可能ですが、IC中身の読み書きは別です。ICチップの中身の読み書きは、仕様により、制限がかかっている場合があり、出来る場合もありますが、出来ない場合もあります。
たとえば社員証として社内で既に発行され利用している既存のカードのICチップの中身に何か情報(社員番号など)が、別の既存アプリケーション(ソフトウェア)で書き込みされていて、それを読み出しするアプリ(ソフト)を開発したい場合は、自由度の高いプロ向けAPI「Orange Pro Muzu API」を利用する必要がある可能性があります。あるいは代替案として、その場合、既存カードからチップIDだけを読取り、サーバーなどの情報と紐づけするなど運用面の改良が必要になる場合があります。
既に発行され利用している既存のカードは、システムでチップIDだけを読取っているケースが多く(ICチップの中身に何も書き込まれていない)、そのチップIDを読取ることは可能です。
ただしICチップが別の周波数帯のICチップの場合は対応しておりませんのでご注意ください。