RFIDとは?

RFIDは、Radio Frequency Identificationの略称で無線通信による認証技術である。微小な無線チップ(数cm程度)の大きさのICタグ・ICカードにデータを記憶し、電波や電磁波で読み取り器(リーダライタ)と交信する事で、人やモノを識別・管理する仕組みを提供する。その適用範囲の広さとIT技術の基盤要素として注目が高まっている。

 

将来的にはすべての商品に微小なICタグが貼付されるという期待が高まっており、様々な構想下で実証実験が世界中で行われている。

導入事例、利用用途、各種ソリューション

カード用途

製造向け

・生産工程、部品やパレット、作業員・機器の管理による業務の効率化

・設備機器保守・管理における利便性向上

物流向け

・物流関連作業の効率化

・トレーサビリティ強化

流通・販売・サービス向け

・店舗での棚卸業務の効率化

・顧客サービス向上、マーケティング利用

・来店頻度の向上

・優良顧客の囲い込み

アミューズメント・イベント・競技向け

・アミューズメント施設やイベント会場での入退出・情報管理・決済

・新しいゲーム端末

・ギャンブル

公共・教育機関向け

・登下校管理、児童の安全確保

・書籍管理、業務効率化・迅速化

オフィス向け

・資産管理

・入退出管理

・認証・セキュリティ

・食堂自動清算システム

医療・福祉向け

・医療機器、患者・投薬、検体、徘徊者の管理に利用

交通機関向け

・車両のアクセスコントロール、盗難防止、放置自転車防止に利用

・交通機関の料金支払い

・駐車場

産業・ 農業・魚業向け

・トレーサビリティ、畜産の個体管理、海外対応に利用

その他

・建設業、放送業、リサイクル業等での利用

・ペット管理

・新しい玩具・遊戯

・インターネットコマース(EC)

 

RFID市場

総務省は2010年のRFID経済波及効果を17兆円(アプリケーションやサービスを含む)と予測。

非接触ICカード・ICタグは、その利用の簡易さ、利用速度、多様な利用用途から、市場は急速に成長している。なかでもFeliCa(フェリカ)は日本を中心に急成長し、2007年3月ソニーは累計出荷数が2億個を超えたと発表した。累計出荷数1億個達成からわずか約1年半で2億個達成という急成長ぶりである。ソニーは今後、エンターテインメントや飲食、スポーツ等の業界へも積極的な展開を図り、FeliCaならではの利便性と楽しさを提供するとしている。

 

 

 

※本サイト記載の社名・製品名・ロゴは各社の商標または登録商標です。

※本サイト記載の文書またはデータ等を無断で複写、複製、転記、転載、ノウハウの使用等を行うことは禁じられております。